スピーチ原稿は作るな

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

最近は経営のトップのスピーチへの意識も高くなり、よく指導を依頼されます。その中で常々感じていていること。今回はその話をしましょう。

 


先日の国会、別の作業をしながら耳だけで聞いていた。
公明党の山口代表だったと思うが、滑舌はっきり、声爽やかで、非常に聞き取りやすい話し方。しゃべる音声はすべてクリアにはいってくる。
が。
内容が全く頭に入ってこない。
残念ながら、伝わってはいない。
心に残らない。

なぜか。

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乾杯発声をきめる

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
忘年会もそろそろスケジュールに入ってくる頃でしょうね。そして忘年会の開会には乾杯の発声がつきもの。
そんな時に役立つ「きまる乾杯発声」のやり方について話します。
 


今年を振り返り、来年に向かって抱負を語る。
こんな忘年会をビジネスパーソンは大好きです。
そして開会にあたっては必ずと言っていいほど乾杯の発声があります。


頼まれたあなたはどうするか?

よく聞かれるのは:
「皆さんの健康とご発展を祝して」を絶対言わないといけないかとか、
「それではご唱和ください」を抜かしちゃいけないとか、そういう決まり事みたいなことについて。

ここで「みたいなこと」と書いたのは、何もそんな決まりはないということなんだ。
要は、みんなで元気良く「かんぱ~い!」と盛り上がって言える雰囲気にする、それが「乾杯発声」の本来の目的だ。

それには、

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”引き付ける話”ができる要素

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
先日のベストスピーカー受講者の話、大変おもしろく、またそこから展開した話も非常に教育的。
今回はそれについて話をしましょう。
 


仕事でプレゼンをすることはするが、聞いてもらえないという人は多い
それは話すことに対し、”取り組むレベル”が上がってきた証拠。
つまり、"緊張する"や"あがる"の次の段階、"引きつけられない"、そんな人たちだ。


なぜ、話で相手を引付けられないのか。
先日、そんなことを考えさせてくれるエピソードがあった。

ベストスピーカーセミナーを受講された人と雑談している時のこと。
ベストスピーカー講座に来るまでの経緯について話が及ぶ。それが、なかなかドラマチック!


その経緯。
僕がその人にインタビュー形式で聞いていくと、下記のような事実が語られた。

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究極のプレゼンテーション

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
昨日も台風にもかかわらず、多くの熱心な受講者がベストプレゼンセミナーに参加くださいました。

そんな修了生たちが、自分の持ち場で日々活躍してくれています。先日、個人指導した受講生から、感動的な報告がありました。皆さんも勇気が湧いてくる内容です。掲載を快諾いただきましたので紹介します。


====== 引用 ======

高津先生

昨日、医師800名の前で無事プレゼンテーションしました。

大成功でした。
高津先生のご指導のおかげです。

緊張して噛んで、言い直したい時もありましたが、気で押し返しました。

終わった直後に拍手が起こりました。
質疑応答の終了後にも拍手が起こって、成功を実感しました。

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伝わるプレゼンテーション考―NHK「漫才先生」を見て

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
最近、TV番組で面白いアプローチの番組を見ました。

プレゼンの際の参考になるので、その所感をお話します。



先日、NHK-Eテレ「漫才先生~ビジネス◯◯基礎講座」を見た。
講師は実力派お笑いコンビの"サンドウィッチマン"。

その彼らが自分たちの芸を研鑽する中で得た貴重な経験から、プレゼンテーション手法について大手食品会社で講義する内容。
受講者は仕事で日々プレゼンを行っている社員たち数十名。

 

まず最初に受講者の一人が、実際、クライアントに行っているプレゼンテーションを行っているビデオを見る。その映像を見て"サンドウィッチマン"が批評する。
(おっ、ウチのセミナーのプログラムみたいだぞ)

そこで"サンドウィッチマン"が指摘したこと。
 

「本題に早く行こう」

 

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