こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
近年、助成金や公的予算の獲得のために、コンペが盛んに行われています。
これまで審査対策に向けたプレゼン指導から得られた経験をお話します。
これまで企業/個人を問わず、多くの「認定審査対策のプレゼン指導」を行ってきた。
最終プレゼンに残った人は次代の日本を担う、まさにその分野の"トップランナー"だ。
審査コンペのプレゼンテーションでは、いかに自分/自社が卓越しているかを
審査官に訴えかけないと通らない。
彼らはその資料の作成やパワポの組み立てを中心に講座で学んできてはいる。
しかしこれまでデリバリー能力については触れられることはほとんどなかった。
そして、資料中心の本番プレゼンは思い通りには運ばないことが多い。
いくらプレゼンを机上で学んでもプレゼン自体は上達しないのだ。
つまりデリバリーについては"トップランナー"とはいかなかったのだ。
何かが問題なのだ。
そう気づいた人たちが、ベストスピーカー/ベストプレゼンセミナーや個人レッスン
へと足を運んでこられる。プレゼン本番力を鍛えるために。
その背景には、これまでのプレゼン手法を見直さねばという経緯があったから。
授業初めに勇気づけのために、僕がこれまで指導して来た本番対策のエピソードを話す。
「テイクオフ大阪21」という助成金審査に臨む女性を個人指導し、見事、助成金獲得に導いた話。
国立病院の医師が審査で予算獲得できた話。
800人の医者から怒涛の拍手をもらった研究者のプレゼンテーションの話。
などなど。
これまでの多くの成功事例を話すとモティベーションも非常に上がる。
具体的な内容をチェックし指導する中で、皆さんから情報を頂いた結果、
"通るプレゼン"のカリキュラムが作り上げられていったと言っても過言ではない。
逆に、「受講生の皆さん、ありがとうございます」という気持ちだ。
"通るプレゼン"のカリキュラムの中で、よく行うパターンとしては。
最初に、発声・滑舌を含むスピーチスキルのレベルアップトレーニング。
スタート時"ふにゃふにゃ"だった話し方が、終了時には"説得力ある"話し方に変わる。
プレゼンには「デリバリー力のトレーニングが必須」ということが実証されるだ。
そして、実際の事業プランに関するプレゼンを実演してもらう。
内容にまで踏み込んでチェック。
1-引き付ける話の組み立て、
2-分かりやすい語句の選択、
3-興味をわかせる表現方法、
4-数値の効果的提示方法、
などなど。
それぞれの状況に即し、具体的にプレゼンの組み立てを改善・指導していく。
いつも受講生のみんなは、真剣に僕の分析アドバイスを聞き、必死にメモる。
僕の指導は、日本の"トップランナー"たちの力になっている。
ひいては日本の国力の底上げに貢献している。
それが実感できる瞬間だ。
「プレゼン力はデリバリー力」
この気運がもっと全国に拡がっていってほしい。
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