こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
今回は僕の持論、"0秒00"の法則を痛感するエピソードについてです。
先日行った、自宅の大改造にまつわる話。
施工を依頼する会社を検討していた時のこと。
いろいろなハウスメーカーや建築士と会って、僕の構想を実現してくれるところを探した。
こう見えても、大学を卒業してすぐにゼネコンに入り、海外プロジェクトの渉外マネージャーをしていた。
また通訳者時代には、ホテル建築の際の著名な顧問インテリアデザインナー、アメリカ人の通訳を1年にわたって務め、良質なインテリアもたくさん見、その決定過程にかかわってきた。
フランク・ロイド・ライトや安藤忠雄や前川國男などに共感を覚える。
そんなこともあり、建築についてはちょっとうるさい。
そういう中で、僕のテイストにあった建築士のAさんと知り合った。
いろいろ質問にも的確に応えてくれて、東京で彼の手がけたマンションが内覧可能なので見に来ないかとお誘い頂いた。
早速見に行って、Aさんのテイストもわかり、僕自身、内装の勉強にもなった。
そこでその晩、お礼のSMS(ショートメール)を携帯に送ろうとして、間違って電話をかけてしまって慌てて切ったのだが。
Aさん「今日はありがとうございました!ところで今、電話いただきましたが、何だったんでしょう?」
僕 「いえ、ショートメール送ろうと思って、間違って電話してしまって。すみませんでした。」
と、その後、マンションの感想や僕の建築の好みや、話がはずんだ。
一気に、彼との距離が縮まった感じ。
好印象。
それもこれも、彼の "0秒00" の反応があったからだ。
僕はいつもベストスピーカー/ベストプレゼンセミナーで、相手を引き付け会話を弾ませるのは、相手の問いかけに「パッ」と反応することだと言っている。
人を引きつける、"0秒00"の法則。
身を持って感じた出来事だった。