トップに立つ、リーダーの役目

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

先日の大阪のベストスピーカーセミナーで、僕の心を刺激する話が飛び出しました。


ベストスピーカーでの雑談タイムで、みんなを「へぇ~」と言わせた人がいた。
その男性はだんじり祭りで有名な大阪・泉州に生まれ育った人。
 

同じ大阪にいて僕も全く知らなかったが、泉州では年間の生活が秋の祭り中心で
進んでいる。それはオフシーズンから。
男連中は「寄り合い」と称して、4月頃から仕事のあと毎日集まる。
嫁はそれを文句も言わず(実は言ってるが~)、旦那を見送る(ことになる)。

何をするかというと、昨年のだんじり祭りの録画ビデオを繰り返し見て、
講評しあうというのだ!!
何を?何回も?何のために?
その疑問に対する解答はそれぞれにあったのだが・・・。


しかし。
僕が注目したのは、実地予行練習でだんじりの山車の代わりに、トラックを引っ張るという話。
 

かなり大きなトラックを本番を想定し大人数で引っ張る。
最初はそれがピクリとも動かないらしい。

ところが、その荷台に大太鼓を載せて、叩き手が乗ってその太鼓叩くと、全員の気合が入り見事に動きだすのだそうだ!

太鼓と人間の重さ分、カラの時より確実に重くなってるのに。


これは何を意味するのか?
 

それは。
音頭取り太鼓がみんなの力をより大きく発揮させるということだ。


ここで、"音頭取り"とは;
先導者だ。
リーダーだ。
前に立つ人だ。

"太鼓"とは;
ディリバリー。
話し方、伝え方なのだ。


"音頭取り"が"太鼓"で先導することで、みんなの力をまとめ、それ以上の力さえも発揮させる。
それがトップに立つ、リーダーの役目だ。


ひるがえって。
前に立つ人、あなたが話せばみんなが一つになり、動かなかったトラックが動き出しますか?

そうさせようとしていますか?


あなたの「気」、どう、それを出すかによって、可にもなり不可にもなるのだ。

 

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