こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦（こうずかずひこ）です。
先日のある出来事から悟った教訓をお話します。
先週と今週・再来週は在大阪で、ベストスピーカー/ベストプレゼン指導中。
といいつつも、週末土曜は名古屋での講座だった。
その中で、指導前の「Beforeのビデオ録画」を見て、受講生に
表情の重要性について解説した。
それは、表情においては普段から気持ちの変化がパパッと顔に軽く出るよう、筋肉が即座に自在に動くことが必要だということ。
そのことで一つのエピソードを思い出した。
それは少し前、コンビニに立ち寄った時の事。
レジで、店員さんが「抽選できますのでどうぞ！」と抽選箱を前に出して言ってくれた。
僕はその時、「これまでに何回もやったが当たったことが無い」ことがパッと頭に浮かんで。
瞬間的に口に出た言葉は。
「くじ運悪いからいいよ～」
と断ってしまった。
と、その時。
横のレジで同じ言葉に対して、別のお客さんの反応。
「ラッキー！」
「私、良く当たるの！」
「この前なんかロング缶のビール6本も当たったよ！」
とハタチくらいの女の子。
気軽に店員さんにそう言う。
思わず顔を見てしまった。
こぼれるような笑顔！
ふと自分のことを振り返ってみて。
自分は「クジはもういいよ～」と言ったその時の顔はどんなだったろう。
その子の顔と想像で比べてみた。
多分、ほんとうに不機嫌な顔してただろう。
僕は表情について人に教えているくせに、何やってんだ！
で、次の瞬間、「じゃ、僕もやってみるよ」って
言い直して手を伸ばしていた。
その子の表情が、僕の心を行動を"チャレンジ"に変えたんだ。
小さなことだけど。
すると
「当たりました！」
と、クッキーが一つ！
小さな幸せ。
もうサンドイッチを買って食べ物は十分だったけど、当たったことが嬉しかった。
そうなんだ。
自分なんかダメなんだ。
だから、もういいよ…。
どうせだめだから。
そう言う気持ちが表情を、そういう表情にさせる。
そして行動もそうなってくる。
この時、悟ったこと。
ダメだと思ったとしても、
「ひょっとしてイイかもしれない」。
こう思わなければ表情も良くなるわけがない。
心で「ダメだ」と思っていて、表情だけが「イイ」わけない。
心を変えなきゃだめだ。
今日の教訓：
「いつもちょっと明るい方向を見よう」
心は表情に出るのだから。
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話すということは声や内容もさることながら、外観が印象の55％を占めます。（メラビアンの法則）
そして、表情はそのほとんどを占める。
何がどうなればいい表情だと言われるのか。
ベストスピーカーではその点を具体的に教え、実地トレーニングしています。