こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
行動力の重要性について感じさせるエピソードがありました。
今回はその話を。
先日、突然かかりつけの歯科医院の女医先生からメールが入った。
今度、母校で講演をするので話し方を教えてほしいと。
実はこの女医先生は僕の担当医ではない。
でも僕の担当医から聞いて、僕がスピーチトレーナーということは先刻ご承知。
彼女は日頃から好奇心旺盛の即行動の人。
だから深い面識もないのに、こんなふうにパッと思いついて行動に移せる。
すばらしい!
もちろん、僕はすぐさま電話をかけて、スピーチ指導の概要を説明をした。
そして次回の診療時に拙著を持っていくことを約束した。
そもそも、歯周病予防のためにこの医院に定期的に通い出したのは数年前。
ここの院長、それがくだんのこの女医先生なのだ。
とても活動的でチャーミング。
僕が授業でみんなに指導する"口角45度の笑顔"がすでに出来ている。
私の妻も通院しているが、妻の担当医もその女医先生ではない。
が、ある時、たまたま受付にいた先生に、妻が「マラソンをやっていて来月レースに出ます。楽しいですよ~」と雑談程度に言った。
するとその次の妻の診察の時、スッと近寄ってきて、「わたしもマラソン始めたのよ!まずは3Kmマラソンにエントリーした!」。
その後、ウチで音楽パーティをやるのでご招待したら、旦那さんと息子さんと3人で来てくれた。
地域でコーラスもやっておられるくらいだから、もちろん歌も歌われた。
こういう経緯を見てみると、
ひとつひとつの行動が、少しずつ"自分から前に出る"ものになっている。
それが、みんなに"明るく印象の良い行動"と感じさせる。
そしてその行動が上へ上へと重なってくる。
だからこちらとしても、つい何でも応えてしまう。
女医先生はこの同種の行動を、多分いろんな方面でされている。
そう想像できます。
どうでしょう?
何もやらないのと、ちょっと前に出るのとでは。
その違いは?
長い人生で見ていくと大きな違いが出てきます。
「すごいなぁ・・・。」
そう思われたら、ぜひ真似てください。
その行動力の上に、その話し方、その印象は立脚するものです。
何もしなくて、話がうまくなって、印象が良くなるわけはありません。
【関連サイト】
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