伝わるプレゼンテーション考―NHK「漫才先生」を見て

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
最近、TV番組で面白いアプローチの番組を見ました。

プレゼンの際の参考になるので、その所感をお話します。



先日、NHK-Eテレ「漫才先生~ビジネス◯◯基礎講座」を見た。
講師は実力派お笑いコンビの"サンドウィッチマン"。

その彼らが自分たちの芸を研鑽する中で得た貴重な経験から、プレゼンテーション手法について大手食品会社で講義する内容。
受講者は仕事で日々プレゼンを行っている社員たち数十名。

 

まず最初に受講者の一人が、実際、クライアントに行っているプレゼンテーションを行っているビデオを見る。その映像を見て"サンドウィッチマン"が批評する。
(おっ、ウチのセミナーのプログラムみたいだぞ)

そこで"サンドウィッチマン"が指摘したこと。
 

「本題に早く行こう」

 

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「伝わらない」分析 -2

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
前回に引き続き「伝わらない」現象についての分析です。

 


前回、「がんばる」を例に、"伝わらないランク"をつけて、伝わらなくなる過程を説明した。

つまり、「がんばる」が、"一番伝わるレベル"とすると:

1ランク低い 「がんばろうと思います」
2ランク低い 「がんばりたいと思います」
3ランク低い 「がんばりたいと思ってはいます」
4ランク低い 「がんばりたいというふうに思ってはいます」
5ランク低い 「がんばりたいというふうに思ってはいるんですけれども」


例えば、「がんばる」を「結婚したい」に置き換えてみると、さらによく実感できるだろう。

5ランク低い、「結婚したいというふうに思ってはいるんですけれども」。
こんなプロポーズを受け入れるだろうか?あなたは。

これでは「伝わらない」でしょう。


さらにもう一つ、伝わらない理由として。

 

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「伝わらない」分析 -1

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
皆さんがよく言われる「伝わらない」現象について、2回にわたって分析しましょう。
 


ベストスピーカーセミナーに来られる皆さんの問題点として「伝わらない」がある。
これ自体は曖昧な言葉だ。

実際どういうことなのか?
それは、自分が何かを言った時、「期待した反応が相手から返ってこない」ということだ。


簡単な例として、「がんばる!」と言った時。

相手から、
「私もがんばる!」と返ってくれば"伝わっている"、
「ふ~ん、そう。」なら"伝わっていない"。

たとえば、「私はいやだよ」。
これは反発されてはいるが、自分の意志は確実に相手に伝わっている。
ただ相手が、負の反応をしたということ。それはしようがない。


では、なぜ「伝わらない」のか。

 

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拍手で終わる質疑応答

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
先日、電鉄大手の関連会社の皆さんに対し講演を行いました。
プレゼンやスピーチで人前で話す時の参考になるので、この講演への所感をお話します。
 


先日「コミュニケーション力は会社の力」と題して、関西のある大手電鉄系会社で90分講演をした。
聴衆はトップ層を含め、大部分は技術系の人たち約200名。

壇上に立った時、会場全体にまじめな空気が漂い
「温めるのには手ごわいぞ」という感じだった。

案の定、なかなか話に乗らない。
「ノリ悪いなぁ、そんなことで電車に乗れるの?!」って言っても、大半がシラ~、よくてもクスクス止まり。
後ろの方では下を向いたりしている人もいる。


負けられない。
"こっちを見ろ!"パワー 全開で、みんなに視線を投げ続けながら話をする。


その僕の「気」が徐々に会場に浸透していく。

最後、
「コミュニケーションこそが、あなたの職場を、会社を良くするっ!」
で、締めくくると大きな拍手が起こった。
が、ここで喜んではいられない。

質疑応答、これで決めなくては成功とは言えない。
 

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誰も分からなかった「伝わらない」の原因

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

声も良い、内容も良い。なのに「伝わらない」「感動を呼ばない」。
何が問題なんでしょう? 
今回はその"大変重要なひとつ"について話します。


 

「伝わらない」

みんな、よく言う。

 

ちゃんと声が出てるのに。
内容も深いのに。

でも、
聞いてもらえない。
喜ばれない。
拍手が出ない。

気が付いていない項目をひとつ  ― 大変重要なひとつ。

それは「表情」

先日、ベストスピーカー受講者の「あっ、そうだったのか~!」
という声があったから、思いを強くした。

 

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