こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
先日のベストスピーカー修了生からすばらしい結果報告を頂きました。
たいへん感動的エピソードなのでご紹介します。
日曜開催の東京セミナーを明日に控えた土曜の夕方、
ベストスピーカーオフィスに問合せ電話がかかってきた。
電話を受けたスタッフに対して。
「月曜日に大事なプレゼンがあり、経営陣にプロジェクトの進捗を説明しなけりゃならない。明日、受講したい。」と。
さらに、本番対策の個人レッスンもセミナー後に引き続き受講して、完璧を期したいとの希望。
話している声が弱い。
自信なさそう。
大丈夫じゃなさそう。
カリキュラムの説明を受けて「では、行きます!」となって。
聞くと、その人、在関西で、
大阪での講座だと勘違いしていていることが判明。
「でもやっぱり行きます!」
翌、日曜日、朝一番の新幹線で東京に来た。
講座の、最初の録画取りでは。
言いよどむ。
考えがまとまらない。
存在感が薄い。
はっきり言ってその段階では、他の受講者の方が先行している感じ。
でも気力は小さいながらもキラッと輝いていた。
頑張っているのが分かった。
他の参加者たちにもそれは伝わっていた。
7時間たって。
最後の録画撮りではしっかりと力強く考えを述べられるようになった。
勿論原稿なしで。
これなら合格だろう。
僕はそう思った。
ところが。
その後続いての個人レッスンで、実際スクリーンにパワーポイントを出して説明しだすと。
"原稿の丸読み”
"スクリーンに目は釘づけ"
さっきのスピーチはどこへ行ったんだ?
僕は言った。
「僕から絶対目を離すな!題だけ見たら、内容は頭の中にあるだろう?」
「それを僕に語れ!」
ついに目を離さず言えるようになった。
別れ際、自分から僕に握手を求め、
「できるような気がします!」
と言って彼は夜の西馬込の駅に足を向けた。
——————
翌日、月曜日。
昼の3時。
電話がベストスピーカーにかかってきた。
「彼だ!」
「先生、うまく行きました!」
「上司が、良かったねと言ってくれたんです」
飛び跳ねる声ではなかったが、確かな喜びが表れていた。
わざわざすぐに電話をかけてまで、「自分は、やった」と言いたかったんだ!
メールの報告じゃなくて。
あなただったらそれができますか?
「気」が本気で出れば、あなたは1日で変われます。
【関連サイト】
"プレゼン力向上:プレゼンテーション講座/実技トレーニング