日英の言語分析

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

今回は日英の言語、言葉の持つ意味への共通観について少し楽しく考察しました。

 


僕自身はめったに使わないが、中高生などで盛んに使われている言葉。
いや、もはや若者だけではなく、全世代にわたり市民権を得ている言葉。
それは。

「やばい!」


元々は、危ないとか恐ろしいと言う意味だった。
つまりネガティブな方向への強意であったのだ。

それが、「すごい」という形容詞的使用が広がってきて、
やばい、うまい!のように使われてきて、
今やポジティブ方向への強意が主流になってきている。

それが言葉の変化と言うものだ。

先日、古本屋で、"英語類語使い分け辞典"というものを買った。
(話それるけど、定価1800円のが何と310円!それに美本)

その中に「Wicked」という言葉を見た。
悪いという意味の語。
Wicked people.
つまり悪人。

それが良いという意味もあるという。
He is a wicked piano player.
彼はすばらしいピアニストだ。

というふうにも使うのだ。


思わず、この「やばい!」の使い方の変遷を連想した。


そこから考えが広がっていって、じゃ、カッコいい!っていうのを、
なぜ「Cool!」って言うのだろうか、に至った。

つまりカッコいい!の本家本元は「Hot!」だったんじゃないか?
それは、熱い!
エネルギーがあるというポジティブ方向の意味として。


そして調べてみると、どうも1800年代のアフリカ系アメリカ人の
ジャズプレーヤーに端を発するという説明に出会った。

その説明欄に、一アメリカ人の感想として
「Wickedも悪いという意味ですが、今では良いという意味にも使われているのと同じですね!」
という投稿を発見した。

やった~!
僕が思っていることと同感の人間がいたんだ!


もう一つそこに付け加えられていたこと。
「Terrificは今日ではもう、すごい!と言う意味でしか使わないのと同じですよね」。

そうだ、Terrificは、"Terrify"、「恐がらせる」が語源だもの。
「みんなを怖がらせるほどすごい」が、変化して「すごい!」の意のみ残ったのか。

と、このように知識が広がっていって、地球一周ぐるっと回ってきて、
日英どちらも同じことが、言葉について言えるということでした。


今日の結論:世界は同じ。


このムチャぶりなまとめ方。
ヤバイ!(笑)
 

 

【関連サイト】
"スピーチ力向上:人前で「うまい」と言われるための話し方スキル獲得講座

"プレゼン力向上:プレゼンテーション講座/実技トレーニング