こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。
今回は大きな視野に立ち、日本人に今、求められることについて述べます。
突然ですが。
今の学生は真面目です。
幼稚園児から大学生まで。
特に成績のいい子は。
言われたらきっちりやる。
それが良い子だという教育によって。
ところが言われなければ何もしない。
"自から考えて実行する"点について、教育は重きを置いていないように見える。
だから、何をしていいかわからない。
そんな「子」が多くなってきている。
そして、このように無意識のうちに「子」という言葉が出てしまう。
それは大きくなっても成長していないという印象を受けるからだ。
話を戻して。
その「何をしていいかわからない」体質は、成長しても引き継がれていく。
そんな子が大きくなって、就職ということに直面する。
エントリーシートが書けて。
筆記試験もパスして。
そこまでは"お勉強の結果"でパスしてきて。
が、面接で想定外の質問にとっさに答えられない。
それは言いたいことが無いから。
見つけられないから。
あったとしても、これまでの”言われなければ何もしない”という教育が、
"自発的に言う"という心をストップさせるから。
私は様々な場所で教鞭を取ることがある。
その中で感じたこと。
日本人は黙って人の言うことに傾聴する人は多い。
しかし、かなりくだけた雰囲気でも、途中で意見を言ったり質問したり
する人はあまりいない。
が、この"自分から仕掛けて"の発言が、「話す」能力を向上させるための
たいへん大きな要素なのだ。
つまり「話す」ということ、それは取りも直さず、
1-自分で思ってそれを
2-声に出して
3-相手の心にその内容を留め置くこと
なのだ。
だから。
自主性を鍛えよう。
それが「日本人を世界のベストスピーカーに!」する。