スピーチをグレードアップする要素

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

いつもセミナーでは受講生から教えられることがたくさんあります。
今回も、そんな興味深いエピーソードをお話します。

 


先日のベストスピーカーセミナーで。

最初、スピーチのそこここで言い直していたAさん。
ふらふら言うことが定まらないから、聞きづらい。
話す内容はいっぱいある人なのに、全てが自信なく聞こえる。
それは、心が、「こう言おう」って決まらないからなんだ。


しかし、トレーニングが進むにつれ、
大きな声が出て、
声にぐっと張りも出て、
身振り手振りも大きくなる。

そして、最後のアフター映像のビデオ撮り。
Aさんが熱く語る。

「私は、"必ず"、"必ず"、わが社を発展させていきます!」

思わず拍手が起こった。

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「伝わる」の基本―2

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

「伝わる」の基本について、もう少し分析します。

 


最近、受講される多くの皆さんの傾向。
それは一つのセンテンスが、なかなか終わらないこと。

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「はいっ、えー、私は現在38歳で、IT関係の会社でシステム設計の仕事をさせて頂いておりまして、えー、日々お客様の所に出向いてですね、まぁ、システムの提案だったり企画だったり、まぁ、そういったものをさせて頂いておりまして、えー、それを社に持ち帰って、チームのメンバーに内容を伝えるといったような業務を行っていまして、まぁ、そのような仕事をもう5年ほどしていまして、えー、そんな中で人前で話す機会がどんどん増えて来たという状況の中で、まぁ、やはり一度話し方をきちんと勉強しないといけないんじゃないのかなぁというふうに思ったりするようになってきまして、本日ベストスピーカーに参りました。」

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これでワンセンテンス!
こんな自己紹介がよくある。

聴いてる人はどう思うだろう?
「もう聴きたくない!」って言うと思わない?


これはもう、「伝わる」以前の問題
 

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「伝わる」の基本―1

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

セミナー後、受講生とよく雑談します。
先日も、聞き手に「伝わる」という観点から、大変興味深い話がありました。
今回はその話をします。

 


総合病院の勤務医の先生。

ベストスピーカーセミナーを2度、受講された。
病院では、話し方講座を受講するなんてことは何も言っていない。

が、受講後のある日。
看護士さんが、その先生に言った。
「最近、先生が診察室から、外で待っている次の患者さんを呼ぶ時、先生の声が分かりやすいです」
と。

看護士さん、続けて、
「以前はよく、誰を?何番の?と思いました。聞き取りにくいこと、実はよくありました。」
とも打ち明けてくれたと。


先生曰く、
「1回目のセミナー受講した後、発声練習を毎日やってました!」


すばらしい!
ボイストレーニングの効果。

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あなたのスピーチがウケない理由

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

先日のパブリックスピーチの個人レッスンで感じたことについてお話します。

 


ベストスピーカーの個人レッスンでは、話す内容・原稿にまで踏み込んで指導する。


みんな、自分のスピーチが、なぜ伝わらないのか、感動させられないのか、
ウケないのか、その理由を知り、そして直したいからだ。

まず本人に実演してもらう。
そして僕が同じ話の筋で、やり直して見本を見せる。

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ある組織団体の理事長。
外部関係者やスタッフたちが参加する記念式典でのスピーチ。
本番を想定してトライ。
 

自分で考えたスピーチの組み立てとしては:

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「アタマ真っ白」にならないために

こんにちは、スピーチトレーナー高津和彦(こうずかずひこ)です。

ベストスピーカー/ベストプレゼンセミナーで皆さん、よく言われる「改善したい悩み」について分析的にお答えします。

 


アタマ、真っ白になってしまうんです、人前で突然…。」


講座の中で「自身の話し方の問題点は?」でよく出てくる話。
「そりゃすぐ真っ黒に染めなきゃいけないよ~」って、僕は切り返すんだが(笑)。


それはさておき。

この事象に対する分析:

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